医師紹介

医師の紹介と当院の開示事項です

 

医師紹介

奥井伸雄  神奈川歯科大学教授 /  よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック院長

専門医:日本泌尿器科学会専門医、東京大学大学院修了、ハーバード大学ブリガム&ウイメンズ病院臨床留学

過去の受賞歴:
35歳:ライフサイエンス財団留学助成
36歳:内藤神経血液財団(先端精神医療研究財団)助成
37歳および38歳:トップオピニオンリーダー(世界の若手研究者)選出
43歳:全国図書館協議会推薦図書
44歳:新潟県中越沖地震に対して寄付にて山古志村感謝状
44歳:AR(拡張現実技術)を開発してMedical Tribune誌の表紙になる
44歳:iPAD実践ガイドで手術に生かすAR技術が孫正義氏より評価される
45歳:東日本大震災に寄付をして、日本赤十字(美智子様総裁)より勲章授与
48歳:日本メンズヘルス医学会・会長賞
49歳:ランニング学会・優秀発表賞
50歳:日本性機能学会東部総会・総会賞
51歳:神奈川県医学会学術功労者
52歳:Sexual Medicine 国際学会日本代表に選出
52歳:日本性機能学会年間最高論文に選出
53歳:日本性機能学会東部総会・総会賞
54歳:人工知能を開発して英語論文提出。ワールドジャーナル(世界泌尿器科学会)よりハイライト論文選出。
54歳:世界性機能学会医学誌Sexual Medicieの審査委員。
55歳:日本性機能学会年間最高論文に選出(2回目)。
56歳 日本メンズヘルス医学会第22回医学会・大会会長

 

 

奥井真知子  泌尿器科医師 よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック副院長

 

 

開示事項

当院は研究機関ではありません。このため、患者様を相手に直接研究をお願いすることはありません。
一方で、当院でおこなった治療を記載したカルテは、今後の骨盤臓器脱・尿失禁医療において重要な資料になります。当院のカルテは、個人情報がわかるものをすべて取り去りデータ化し分析をいたします。

現在4つの分析が継続しており、日常の診断・手術に役立ております
① 腹圧性尿失禁手術(TVT手術の改良)、ヤグ・レーザーによる混合性尿失禁治療
② 過活動膀胱への投薬治療、手術治療
③ 間質性膀胱炎に対する病態の解明とレーザー照射治療の開発
④ 女性泌尿器科領域の人工知能開発

 

奥井研究室

大学教授を兼任しておりますので、研究室として活動をしております。英語版になりますが、ご興味のあるかたは、ご覧ください。

奥井伸雄のホームページ(英語版): http://www.uro-gyn.net/

臨床研究のホームページ:http://unicorn-study.net/

 

 

当院の国際論文

当院を開業して以来の査読付き国際論文 (筆頭&責任著者) とくに赤いのは国際医学誌でもトップジャーナルです
①   Improvements in overactive bladder syndrome after polypropylene mesh surgery for cystocele.
Okui N, Okui M, Horie S. Aust N Z J Obstet Gynaecol. 2009 Apr;49(2):226-31. doi: 10.1111/j.1479-828X.2009.00965.x.
膀胱瘤を修復すると過活動膀胱症状が改善するが、夜間頻尿の改善にはつながらないと主張する論文。

②   Comparison between erbium-doped yttrium aluminum garnet laser therapy and sling procedures in the treatment of stress and mixed urinary incontinence.
Okui N. World J Urol. 2019 May;37(5):885-889. doi: 10.1007/s00345-018-2445-x. Epub 2018 Aug 16.
レーザー尿失禁治療が、ほんとうに手術治療の代替の可能性があるかについての結果比較。倫理的な問題から結果比較しか方法がないので、この論文については2018年の公開の後、その後も賛否でましたが、2021年のPS(傾向スコアマッチング)による比較を実施することで、その課題をこなしたと言えます。なお、国際泌尿器科学会のハイライトに選ばれている。

③   Efficacy and safety of non-ablative vaginal erbium:YAG laser treatment as a novel surgical treatment for overactive bladder syndrome: comparison with anticholinergics and β3-adrenoceptor agonists.
Okui N. World J Urol. 2019 Nov;37(11):2459-2466. doi: 10.1007/s00345-019-02644-7. Epub 2019 Jan 28.
過活動膀胱に関してのレーザー尿失禁治療の効果について結果比較したもの。2018年に腹圧性尿失禁に関する論文を提出した際に、この対象が混合性尿失禁(腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁)であったために、レーザー尿失禁治療と人工テープが同等になったという意見から、切迫性尿失禁にターゲットを絞り研究をすすめた。

④   Effects of non-ablative vaginal erbium:YAG laser treatment for interstitial cystitis/bladder pain syndrome: a case series (UNICORN-2 study).
Okui N, Okui M, Vizintin Z. Climacteric. 2020;23(sup1):S14-S17. doi: 10.1080/13697137.2019.1703940.
間質性膀胱炎に対してレーザー尿失禁治療が効果をしてしてくると考えた最初の症例報告。この時点では、そのメカニズムがまったくわからないため、多くの意見が出たもの。なお、この論文は、2019年フィレンツエ会議にて講演した後、すべての講演が医学誌Climacteric.に投稿されて、査読の上ベスト5に絞られた。その選ばれた論文である。

⑤   Comparison of urethral sling surgery and non-ablative vaginal Erbium:YAG laser treatment in 327 patients with stress urinary incontinence: a case-matching analysis.
Okui N, Miyazaki H, Takahashi W, Miyauchi T, Ito C, Okui M, Shigemori K, Miyazaki Y, Vizintin Z, Lukac M. Lasers Med Sci. 2022 Feb;37(1):655-663. doi: 10.1007/s10103-021-03317-x. Epub 2021 Apr 22.
2018年の泌尿器科4大雑誌の一つ(World J Urol)に採用されたレーザー尿失禁治療の効果について、統計上もっともち密な後ろ向き比較研究方法であるPS(傾向スコアマッチング)を用いて計算したものである。2021年の段階で、もっとも研究人数の多いレーザー治療論文である。統計方法があまりに難しいために、論文として採用されるまでに1年以上の審査が必要であった。

⑥   CASE REPORT: Effects of transrectal non-ablative prostate Erbium:YAG laser treatment on a hemiplegic patient with erectile dysfunction and urge incontinence
Okui N, Okui M, Vizintin Z, Lukac M. Laser in Male Health 2022. Epub 2021 Apr 22.
男性を対象にすることで、性機能とレーザー尿失禁治療の効果が血管拡張であることを示した症例報告。男性を選んだのは、血管の測定が確実にできるからである。

⑦   Examining vaginal and vulvar health and sexual dysfunction in patients with interstitial cystitis (UNICORN-1 study).
Okui N, Okui M, Gambacciani M. International Urogynecology Journal 2022. Epub 2022 Apr 23.DOI
10.1007/s00192-022-05220-7 (イタリアとの共同研究論文)
2020年に発表した間質性膀胱炎論文④の根拠を求めて、間質性膀胱炎の病態生理について論じた研究論文。間質性膀胱炎の女性では、外性器や膣健康状態の悪化が顕著に認めらるというもので、トップジャーナルであるInternational Urogynecology Journalは、1発OKで論文として認めた。この論文から、間質性膀胱炎と同時に合併する性器痛をレーザー尿失禁治療が改善させて、間質性膀胱炎の痛みによい影響を与えてるという可能性を示すことが次に可能になる。

⑧   CASE REPORT:Is Erbium/Neodymium Laser Combination Therapy an Effective Treatment Option for Interstitial Cystitis/Bladder Pain Syndrome With Vulvodynia?.
Okui N, Okui M, Gambacciani M. cureus. 2022. Epub 2022 Apr 23.DOI
doi:10.7759/cureus. (イタリアとの共同研究論文)
間質性膀胱炎について、さらに痛みを改善させるために、エルビウムYAGレーザーとネオジウムYAGレーザーを組み合わせた治療法での症例報告。トップジャーナルであるInternational Urogynecology Journalでの論文を基礎知識として、Climacteric論文をさらに強力にしたもの。医学の基本は症例報告CASE REPORTであり、CASE REPORTでは排尿日誌や膀胱神経検査など細かい情報を提供することができて、今後の治療の参考になってくる。

⑨    Long-Term Improvement in Urinary Incontinence in an Elite Female Athlete Through the Laser Treatment: A Case Report. Nobuo Okui • Tadashi Ikegami • Aleksandra Novakov Mikic • Machiko Okui • Adrian Gaspar Cureus 15(3): e36730. doi:10.7759/cureus.36730 (セルビア、アルゼンチン、アメリカとの共同研究論文)
尿失禁に対する治療ターゲットとはなにか?この研究では、MRIを使って、どの部分が改善すると尿失禁がなおるのかを調査しています。出産で骨盤底の一部が破綻することは知られてますが、のこりの機能を最大にまでたかめることで尿失禁がなおります。つまり、破綻した部分ではなく、骨盤底筋体操をするのに必要な部分がどこなのかを明確にしました。

⑩    Efficacy of Two Laser Treatment Strategies for Breast Cancer Survivors With Genitourinary Syndrome of Menopause. Nobuo Okui • Machiko Okui • Yuko Kouno • Kaori Nakano • Marco Gambacciani  Cureus (): e. doi:10.7759/cureus. (イタリアとの共同研究)
乳がんサバイバーの特徴には、ホルモン治療により(1)骨粗鬆症になりやすいこと(2)泌尿器・性器症候群になりやすいこと が海外ではあげられています。しかし、日本では(1)は周知されていても、(2)についてはほとんど知られていません。この研究では、日本でも(2)がおこりやすいこと、そして、それは、陰唇痛ヴルヴォディニアと言って良いことが確認されています。すると治療ターゲットは、膣の出口や陰唇の内側ということになります。

 

当院の教科書執筆

当院から担当分野での医学教科書執筆を行っております

①   今日の治療指針 (医学書院)
今日の治療指針 2023年版 膀胱瘤
今日の治療指針 2022年版 間質性膀胱炎
今日の治療指針 2021年版 尿道狭窄・尿道腫瘍
今日の治療指針 2019年版 在宅医療
今日の治療指針 2015年版 排泄ケア

②   今日の問診票 (株式会社プレシジョン)
尿失禁の問診票

③   医学大辞典 (医学書院)
腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、溢流性尿失禁、膀胱瘤

④   Lastied perstective OAB treatment (Minerva Medica) Antonella Giannantonio (イタリア) 編集
Overactive Bladder,  Intersitial Cystitis
(ヨーロッパの医学教科書です。過活動膀胱の外科治療と、間質性膀胱炎の外科治療を担当しています)

⑤   The Laser Essentials: The Cookbook for Functional Gynecology and Aesthetics (Minerva Medica) Marco Gambacciani (イタリア) 編集
Overactive Bladder,  Intersitial Cystitis
(ヨーロッパの医学教科書です。過活動膀胱と間質性膀胱炎を担当しています)

 

当院の海外評価

論文は、引用されることにより医学に貢献します。いまのところ、190本の国際学術論文に引用されました。

2018年のワールドジャーナルウロロジーのハイライト
2019年の米国レーザー医学会の専門医コースに用いられ高評価、
2019年ドイツ泌尿器科医学雑誌にて、『注目に値する医療』としてラズ医師が紹介ドイツ初の評価。
2019年トルコ・イスタンブール大泌尿器科教授は、批判(ただし、このドクターはレーザーに取り組んでいないので、分野そのものに懐疑的と考える)
2019年ドイツ産婦人科医学雑誌にて、ライゼナウアー医師が論文に紹介。評価
2019年スロベニア産婦人科医 Damir医師の論文にて評価
2020年イタリア・ローマ・カトリック大学セルビーニ教授は、奥井論文を総説に採用。国際更年期学会誌にてかなりの高評価。あったときに、握手してお互い頑張ろう!と。
2020年ドイツ・ハイデルベルグ大学Kusza医師は、国際尿失禁学会誌に紹介評価
2020年トルコ・イスタンブール大学婦人科Tamer教授はヨーロッパ更年期学会誌。当院のデータも論文に採用。かなりの高評価
2020年スペイン・マドリード Santiago教授によるヨーロッパ産婦人科生殖学会誌。評価
2020年イタリア・パレルモ大学Gloria医師による国際膀胱機能学会誌。論文の半分が奥井論文の評価内容
2020年フランス・パリ エルマ医師は国際更年期学会誌に紹介。高評価。メールも直接来ました。
2020年イギリス・英国王立病院 ロビンソン医師は膀胱神経学会誌に評価。
2020年アテネ国立病院 スタブロス医師はヨーロッパ産科婦人科学会誌に取りあげる。
2020年チェコ・国立チャールズ大学母子病院 クロフタ教授は国際産婦人科学会誌に評価。
2020年英国ロンドンのセントメアリーズ病院 ディジェス 医師らは、国際尿禁制学会誌に紹介
2020年英国ウィンチェスター大学(英国ハンプシャー) ウィンチェスター大学フィリップス客員教授らは、ヨーロッパ産科婦人科学会誌に紹介
2020年ベルギー ルーベン大学でプレスト教授らは、国際産科婦人科学会誌に紹介
2020年イタリアSantiacSrl社 グラッシリCEOは、国際更年期学会誌に紹介。
2020年英国ドーセット プール病院NHSFoundation理事長ティム・ヒラード医師 は、国際産科婦人科学会誌に紹介
2020年トルコ インスタンブール大学婦人科エレル教授は、国際更年期学会誌に紹介。
2020年英国ロンドン・王立大学病院ジョージ・アルキシル医師 は、F1000Research誌に大きく取り上げる
2020年カナダ マギル大学病院コルコス教授 は、国際女性泌尿器科学会誌に2つの奥井論文を引用
2020年イタリア グラッシリ氏は、国際更年期学会誌に2つ目の紹介
2021年フランス Klap医師は、フランス医師会雑誌に紹介
2021年インド Priyanka医師は、Novel Therapies in Management of SUIとして南アフリカ産婦人科学会誌に引用
2021年タイ 

がんばれニッポン!日本から世界へ発信する。

過去の英語論文は、尿失禁の世界的なメーカー フォトナ社の会社紹介冊子に写真付きで引用されています。
日本では、『レーザー尿失禁治療』とか『インティマレーザー』という名前で広く知られているメーカーです。
日本からは、いまのところヨーロッパにはとても追いつけませんが、存在感をだしています
フォトナ社の小冊子のアドレス

日本からは、以下の写真付き引用がされています。(奥井論文が4つ紹介。満行先生が1つ紹介 の合計5本)

ヨーロッパからはマルコ・ガンバッチャーニ教授(イタリア)の論文が最多4本など16論文が写真付き紹介

アメリカからはエイドリアン・ガスパー教授(USA/アルゼンチン)の論文が最多4本など

そのほか、一覧表には65論文がピックアップされています。

 

 

 

 

 

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