陰唇痛

陰唇痛には原因が3つあります。どのパターンかを考えていくことで正体を突き止める必要があります。

① 間質性膀胱炎の関連痛(膀胱部痛症候群という)

これは、間質性膀胱炎という原因がわかたない病態が根源になっているケースです。間質性膀胱炎は、一般には、以下のサイクルを重ねていくうちに重症化します。

このため、サイクルを途中で止めてしまうことが必要です。当院では、陰唇痛と間質性膀胱炎が同時におこる人が、間質性膀胱炎の患者ではすごく多いことを確認しております。そのことをもとに、間質性膀胱炎に対しての膣レーザー照射での改善を試み、国際論文にしております

 

② GSM(閉経関連性器泌尿器症候群)としての陰部の痛み

これは、2016年に国際性医学会と北米婦人科学会が提唱し、その後世界にガイドラインが7つ(2021年現在)出ている疾患です。膣と尿道の萎縮が同時に出現するものです。

尿道の症状としての排尿障害をともなう場合は、尿道を拡張することが重要です。膣レーザーで治療する場合も、やはり3D超音波などによる組織の脆弱性の確認が必須です

 

その③ ヴルヴォディニア(英:Vulvodynia)

2015年に病名として成立した新しい疾患概念。少なくとも3か月続く、膣(外陰部)の開口部周辺の慢性的な痛みまたは不快感。外陰部痛に伴う痛み、灼熱感、または刺激は、あなたを非常に不快にする可能性があり、長時間座ったり、セックスをしたりすることは考えられなくなります。この状態は数ヶ月から数年続くことがあります。

 

外陰部痛の主な症状は、生殖器領域の痛みです。これは、次のように特徴付けることができます。

灼熱感
痛み
刺す
生っぽさ
痛みを伴う性交(性交疼痛症)
ズキズキ
かゆみ

外陰部組織は、わずかに炎症を起こしたり腫れたりしているように見える場合があります。多くの場合、外陰部は正常に見えます。

原因
医師は外陰部痛の原因を知りませんが、考えられる要因は次のとおりです。

外陰部周辺の神経の損傷または刺激
過去の膣感染症
アレルギーや敏感肌
ホルモンの変化
子宮、膀胱、腸を支える骨盤底の筋肉のけいれんや衰弱
合併症
それは痛みを伴いイライラする可能性があり、セックスを望まないようにする可能性があるため、外陰部痛は感情的な問題を引き起こす可能性があります。たとえば、セックスをすることへの恐れは、膣の周りの筋肉にけいれんを引き起こす可能性があります(膣痙)。その他の合併症には以下が含まれます:

不安
うつ
睡眠障害
性機能障害
変更された身体イメージ
人間関係の問題
生活の質の低下

 

 

その他 線維筋痛症による痛み

全身の病気である線維筋痛症が陰唇に出現する場合があります。これは、脳の病気ということになっており、痛み止めを使うのが一般的です

しかし、近年のトピックスとして免疫が原因ではという論文がでており期待されています。試験的にアレルギーの治療を行うことが有効になる場合があります

PAGE TOP