【当院の海外論文】過活動膀胱に対する投薬とレーザー治療の比較

過活動膀胱治療薬の抗コリン作用の副作用が注目されています。できるだけ、抗コリン作用のある薬物は、体内に蓄積しないようにしていくことが大切です。そこで、今回は、膀胱の血流をよくすると良くなるだろうと想定できる、膀胱が原因の過活動膀胱(非神経因性過活動膀胱といいます)にだけターゲットをあてて、レーザー治療と投薬を比較しました。

すると、ほぼ同じぐらい、とくに、夜間頻尿が改善することがわかります

もちろん、現実の過活動膀胱は、脊柱管狭窄などの病気から症状が出現する場合が多数ありますので、この証拠からすべての患者さんがレーザー治療で改善するとはいえません。しかし、この論文によりレーザー治療と過活動膀胱治療薬のコンビネーションなどの組み合わせが効果的になる可能性はあります

 

World J Urol
. 2019 Nov;37(11):2459-2466. doi: 10.1007/s00345-019-02644-7. Epub 2019 Jan 28.
Efficacy and safety of non-ablative vaginal erbium:YAG laser treatment as a novel surgical treatment for overactive bladder syndrome: comparison with anticholinergics and β3-adrenoceptor agonists
Nobuo Okui
PMID: 30687908 PMCID: PMC6825634 DOI: 10.1007/s00345-019-02644-7
Free PMC article

 

関連記事

  1. 骨盤臓器脱手術:メッシュ問題の時代にどのような選択肢があるか…

  2. 女性における過活動膀胱薬物処方率の季節変動

  3. 過活動膀胱と膣レーザーの世界の論文

  4. 子宮摘出後の患者でのTVT無効例にはレーザー尿失禁治療が効果…

  5. アルツハイマー認知症の素因のある人が抗コリン薬を服用した場合…

  6. メッシュ手術後疼痛は摘出しても3割のみ

PAGE TOP