尿失禁と骨盤臓器脱のレーザー治療

尿失禁と骨盤臓器脱のレーザー治療
Laser therapy for urinary incontinence and pelvic organ prolapse: a systematic review
K Mackova L Van daele A‐S Page I Geraerts L Krofta J Deprest
First published:25 April 2020 https://doi.org/10.1111/1471-0528.16273
BJOG (2020)

概要
バックグラウンド
レーザー治療は現在、骨盤臓器脱(POP)と尿失禁(UI)の治療に提案されています。
目的
POPおよびUIのレーザー治療に関する利用可能な文献を体系的に確認します。
検索戦略
PubMed、Web Of Science、Embaseは、(概念1 OR概念2)AND概念3で構成される3つの概念(POP、UI、レーザー治療)検索エンジンを使用して、関連記事を検索しました。
選定基準
英語での全文臨床試験のみ。
データ収集と分析
患者の特性、レーザー設定、治療結果、有害事象に関するデータは、2人の研究者が独自に収集しました。方法論の均一性に欠けていたため、メタ分析は不可能であり、結果は説明的に提示されました。
主な結果
1530人の成人女性を募集する31件の研究が選択基準を満たした。すべての研究で、UI、POP、またはその両方で大幅な改善が見られました。ただし、レーザー設定、アプリケーション、結果の測定値の不均一性は非常に大きかった。1つの研究のみがランダム化比較試験であり、2つの研究は対照コホート研究でした。3つすべてがUI上にあり、標準化された検証済みツールを使用していました。ランダム化比較試験におけるバイアスのリスクは、7つのドメインすべてで低かった。対照研究にはバイアスの深刻なリスクがありました。主要な有害事象は報告されておらず、軽度の痛みと灼熱感が最も一般的に記載された有害事象でした。
結論
POPおよびUIのための膣および/または尿道レーザーアプリケーションに関するすべての研究は改善を報告していますが、研究の質を改善する必要があります。

(解説)
私の論文を統計にもちいた文献的研究です。
この研究では、ErYAGレーザーがよい結果をだしていることを統計的に証明しております
ただ、私以外のドクターの集積では、コントロール群などの研究方法がまだ初期のものであるので、研究として踏み込む必要があるとしています

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