レーザー治療 – よこすか女性泌尿器科 https://www.urogynnet.jp 骨盤臓器脱、尿失禁専門 Sun, 28 Nov 2021 02:36:50 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.4 https://www.urogynnet.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/cropped-YHClogo-1-e1600819206147-32x32.jpg レーザー治療 – よこすか女性泌尿器科 https://www.urogynnet.jp 32 32 子宮摘出後の患者でのTVT無効例にはレーザー尿失禁治療が効果的な場合あり https://www.urogynnet.jp/%e5%ad%90%e5%ae%ae%e6%91%98%e5%87%ba%e5%be%8c%e3%81%ae%e6%82%a3%e8%80%85%e3%81%a7%e3%81%aetvt%e7%84%a1%e5%8a%b9%e4%be%8b%e3%81%ab%e3%81%af%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%82%b6%e3%83%bc%e5%b0%bf%e5%a4%b1/ Sun, 28 Nov 2021 02:26:34 +0000 https://www.urogynnet.jp/?p=1856 イスラエルのエレル教授による論文です。題名のとおり、子宮摘出後の患者で腹圧性尿失禁に対してTVT手術を実施したにかかわらず、尿失禁が治らない人に対してレーザー尿失禁治療が効果的とするものです。 結論から言うと、彼のいうレ […]

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イスラエルのエレル教授による論文です。題名のとおり、子宮摘出後の患者で腹圧性尿失禁に対してTVT手術を実施したにかかわらず、尿失禁が治らない人に対してレーザー尿失禁治療が効果的とするものです。

結論から言うと、彼のいうレーザー尿失禁治療の効果が低い人というのは、次のような条件がそろう場合をいいます。

非常に効果的
Favorable Prognosis
あまり効果的ではない
Poor Prognosis
年齢 52歳未満 52歳以上
BMI(kg/m2) 正常(25以下) 過体重(25以上)
閉経 閉経前 閉経後
過去の出産時の新生児size 3600g未満 3600以上
既往歴 ない ある
尿失禁質問票
Initial SUI Severity Index (ICIQ-SF)
Mild (1-5)
Moderate (6-12)
Severe (13-18)
Very severe (9\21)
局所女性ホルモンクリームの使用 あり ない
子宮摘出の手術方法 単純子宮摘出 広範囲子宮摘出
膣の長さ
Vaginal length (CM)
正常 短い(6cm以下)
膣壁の老化
Vaginal epithelium erosion
正常 あり
膣圧
Perineometer squeeze duration

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腹圧性尿失禁手術の合併症研究から適切な手術は? https://www.urogynnet.jp/%e8%85%b9%e5%9c%a7%e6%80%a7%e5%b0%bf%e5%a4%b1%e7%a6%81%e6%89%8b%e8%a1%93%e3%81%ae%e5%90%88%e4%bd%b5%e7%97%87%e7%a0%94%e7%a9%b6%e3%81%8b%e3%82%89%e9%81%a9%e5%88%87%e3%81%aa%e6%89%8b%e8%a1%93%e3%81%af/ Thu, 18 Mar 2021 03:12:57 +0000 https://www.urogynnet.jp/?p=1557   合併症から考えた人工メッシュ手術の比較 デンマークのコペンハーゲン大学病院産婦人科から出された研究論文で、過去の論文データを分析することで、TVT手術とTVT-O手術の比較をしています。これらの手術には、い […]

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合併症から考えた人工メッシュ手術の比較

デンマークのコペンハーゲン大学病院産婦人科から出された研究論文で、過去の論文データを分析することで、TVT手術とTVT-O手術の比較をしています。これらの手術には、いままで存在しなかった切迫性失禁の出現、感染、性行為痛などの合併症が術後出現するケースがしられています。合併症の観点から考えると、TVT手術のほうが推奨されます。

Jimmi Elers   TVT or TVT-O? – A systematic review and meta-analysis comparing efficacy, complications and re-operations  J Obstet Gynecol Reprod Biol
. 2021 Mar;258:146-151. doi: 10.1016/j.ejogrb.2020.12.005. Epub 2020 Dec 13.

 

よこすか女性泌尿器科ではTVT手術とレーザー治療

よこすか女性泌尿器科では、TVT手術を日帰りで、ほとんど出血がおきないように実施できています。

しかし、人工物をつかわないというニーズも多数ですので、レーザー尿失禁治療にも取り組んでいます。

 

当院のyoutubeから

 

 

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膣エルビウムレーザーの安全性:過去8年間に治療された113,000人の患者の研究 https://www.urogynnet.jp/%e8%86%a3%e3%82%a8%e3%83%ab%e3%83%93%e3%82%a6%e3%83%a0%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%82%b6%e3%83%bc%e3%81%ae%e5%ae%89%e5%85%a8%e6%80%a7%ef%bc%9a%e9%81%8e%e5%8e%bb8%e5%b9%b4%e9%96%93%e3%81%ab%e6%b2%bb%e7%99%82/ Sun, 02 Aug 2020 03:51:54 +0000 https://www.urogynnet.jp/?p=1434 イタリアのピサ大学ガンバチーニ教授の論文。 膣エルビウムレーザーの安全性について大規模な調査をおこなったものです     2018年からの調査で、535人の医師から情報を得る 調査は2018年8月から […]

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イタリアのピサ大学ガンバチーニ教授の論文。

膣エルビウムレーザーの安全性について大規模な調査をおこなったものです

 

 

2018年からの調査で、535人の医師から情報を得る

調査は2018年8月から2019年4月まで実施されました。535人の開業医からの回答が収集され、2012年から2019年までの期間に合計113,174人の患者が治療を受けました。535人の回答者のうち、160人(30%)が62,727人の患者の集団で治療した適応症に対して、188人(35%)の回答者は43,095人の患者の治療された集団で観察されたAEの頻度に関する情報を提供しました。観察されたすべてのAEは軽度から中等度で、一過性であり、低頻度で現れました。

 

 

非蒸散性エルビウム・ヤグ・レーザーの場合は副作用が少ない

非アブレーションVEL™手順を使用した低侵襲の熱のみのレーザー治療は副作用の発生率は低いです。

 

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尿失禁と骨盤臓器脱のレーザー治療 https://www.urogynnet.jp/%e5%b0%bf%e5%a4%b1%e7%a6%81%e3%81%a8%e9%aa%a8%e7%9b%a4%e8%87%93%e5%99%a8%e8%84%b1%e3%81%ae%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%82%b6%e3%83%bc%e6%b2%bb%e7%99%82/ Wed, 08 Apr 2020 02:45:15 +0000 https://www.urogynnet.jp/?p=776 尿失禁と骨盤臓器脱のレーザー治療Laser therapy for urinary incontinence and pelvic organ prolapse: a systematic reviewK Mackova […]

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尿失禁と骨盤臓器脱のレーザー治療
Laser therapy for urinary incontinence and pelvic organ prolapse: a systematic review
K Mackova L Van daele A‐S Page I Geraerts L Krofta J Deprest
First published:25 April 2020 https://doi.org/10.1111/1471-0528.16273
BJOG (2020)

概要
バックグラウンド
レーザー治療は現在、骨盤臓器脱(POP)と尿失禁(UI)の治療に提案されています。
目的
POPおよびUIのレーザー治療に関する利用可能な文献を体系的に確認します。
検索戦略
PubMed、Web Of Science、Embaseは、(概念1 OR概念2)AND概念3で構成される3つの概念(POP、UI、レーザー治療)検索エンジンを使用して、関連記事を検索しました。
選定基準
英語での全文臨床試験のみ。
データ収集と分析
患者の特性、レーザー設定、治療結果、有害事象に関するデータは、2人の研究者が独自に収集しました。方法論の均一性に欠けていたため、メタ分析は不可能であり、結果は説明的に提示されました。
主な結果
1530人の成人女性を募集する31件の研究が選択基準を満たした。すべての研究で、UI、POP、またはその両方で大幅な改善が見られました。ただし、レーザー設定、アプリケーション、結果の測定値の不均一性は非常に大きかった。1つの研究のみがランダム化比較試験であり、2つの研究は対照コホート研究でした。3つすべてがUI上にあり、標準化された検証済みツールを使用していました。ランダム化比較試験におけるバイアスのリスクは、7つのドメインすべてで低かった。対照研究にはバイアスの深刻なリスクがありました。主要な有害事象は報告されておらず、軽度の痛みと灼熱感が最も一般的に記載された有害事象でした。
結論
POPおよびUIのための膣および/または尿道レーザーアプリケーションに関するすべての研究は改善を報告していますが、研究の質を改善する必要があります。

(解説)
私の論文を統計にもちいた文献的研究です。
この研究では、ErYAGレーザーがよい結果をだしていることを統計的に証明しております
ただ、私以外のドクターの集積では、コントロール群などの研究方法がまだ初期のものであるので、研究として踏み込む必要があるとしています

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