女性泌尿器科専門のクリニック

マラソンのあとの頭痛

ときどき、レース後に頭痛と吐き気がるのでどうしたらいいですか？と聞かれます。マラソンのあと、結局その日はずっと頭痛が続くようなタイプです。拍動性のある頭痛が多いですね。

可能性はいつくもあります

１）　（整形外科的視点）姿勢に問題があり、頚椎に負担がかかっている。ストレッチなどで身体をほぐす。トライアスロンの自転車で頚椎に負担がかかるのも、５０歳前後からの悩みですね。

２）　（内科的視点）
　（１）脱水。水分が足りていないので、レース前と中とあとでそれぞれ500ml程度の水分は必須
　（２）ミレラルの異常。ナトリウムや糖分が足りていないので、意識してバランスよく
　（３）低酸素。酸素が足りていないからなので、意識して呼吸を深くするとか、口すぼめ呼吸とかが重要


もちろん、もともとの病気がある場合もありますので、検査も大切です。口すぼめ呼吸はとても大事で、日ごろレッスンをすすめます。下向いてはしってはいけませんね。前をみて、呼吸をちゃんと意識しましょう。
日ごろから頭痛のひとは、釣藤散（チョウトウサン）という漢方がおすすめ。



低酸素のために頭痛のおおい僕は、口すぼめ呼吸をよく使います。

奥井識仁のコラム

奥井　識仁

• 外科医。医学博士
• よこすか女性泌尿器科